猫の生活ゲームチャンジャー 慢性疼痛の関節症のための注射ソレンシア

シニアの猫の90%が慢性疼痛に悩む変形性関節症で苦しんでいるといわれています

でも、痛がって鳴いていませんが、、、って思われると思いますが

わたしたちが、膝が痛い、腰が痛いって、毎日泣かないのと同じように猫もなきません。

まして、猫は、捕食動物の中間位置(つまり、食われる側と、食う側)になるので、具合が悪くても隠すのが本能です(弱いどうぶつとみなされると、捕食者からターゲットにされますからね)

では、ねこちゃんが慢性疼痛に悩んでいる姿は、よく観察していただくと、ああ、なるほどと思われます

1)具体的には

① キャットタワーに上らない

  でも、登っているけど、っておっしゃる方いますが、ゆっくり、少しづつ、段差を利用して登っています。前みたいに勢いよくジャンプしない

② キャットタワーから飛び降りるときに、前足から慎重にゆっくりおります。以前のように、きれいなアーチを描いて、勢いよく飛び降りない(手根関節が痛い)

③ トイレじゃないところで糞尿する

 膀胱炎だけじゃなくって、トイレの登れないから

④ 寝てばかりいる

 慢性疼痛のため、夜ちょこちょこ起きて、睡眠の質が低下して昼間、寝ている。(睡眠障害があると、昼間眠くなるっていいますよね、。人間と一緒、、)

⑤グルーミングしない

  毛艶が悪い 猫は一日のなかで8%毛づくろいに費やすといわれている、おしゃれさんなのです

 

⑥ 爪が伸びている

 足がいたいから、爪とぎしなくなるからです、放置すると、爪が肉球にくいこみ、痛いので

 歩かないし食欲も低下し、爪がくいこんだ肉球が感染症をおこし、、こわいことに

⑦ ねこじゃらしで遊ばない、遊んでも寝転がって遊んで、ねこじゃらしに飛びつかない

⑧ 気が荒くなった

⑨ 触ると怒る、逃げる

⑩ 隠れていることが多い

⑪ 階段を登らない、登っても駆け上がらず、一歩ずつ、ゆっくり登る、おりるときも、慎重に前足から

ゆっくり降りる

 

2)変形性関節症(OA)って

猫ちゃんのひじの関節と前足の手根関節に多い関節の病気です。加齢や耐重過多もありますが、多くは原因不明といわれています。

軟骨異形成のスコティッシュフォールドは好発品種ですので、ケアしてあげたほうが良いかと思います

軟骨が変性して、破壊された軟骨がちらばって、関節を囲んでいる滑膜をチクチクと刺激して、炎症をおこし

滑膜炎となり、痛みの原因となります。

跛行(足をひきずる)していたら、みな、気づくのですが、両足なので、跛行という症状はでにくいので、猫ちゃんが痛みに苦しんでいるのが、わかりにくいです。

症状のある猫ちゃんは40%といわれています。

3)新しい注射とは

 投薬がたいへんな猫ちゃんに、月に一回の皮下注射で70%の猫ちゃんに劇的な変化があるといわています。

活動性と食欲が改善し、猫ちゃんがさらにハッピーになれる可能性があります

・いままでの非ステロイドの注射や薬と違って、腎臓への負担が少ないというメリット

・月一回の注射だけで効き目がでる

・抗体薬という最新の技術の薬で、痛みの原因となる神経を刺激するタンパクを減らしてくれる

 

痛くて、眠れない、そんなつらい思いを愛猫さんにさせると、ストレスで別の病気になることも考えらえます

猫ちゃんが、ストレスのないハッピーシニアライフを送り、寿命をまっとうしてほしいですよね。