ハナペチャのわんちゃんたち、
短頭種といいますが、
具体的には、ブルドック、ペキニーズ、パグ、ボストンテリアです
これらのわんちゃんに多い症状は
咳したり、ゼーゼーガーガーと呼吸が苦しそう、鼻づまり、よく吐く、下痢しやすいといった、呼吸器と消化器症状が多いです、こういたことを、総称して。短頭種気道症候群といいます。
2)原因は
①軟口蓋過長ーー喉のあたりが、ほかのわんちゃんよりも太くて長いため、呼吸しにくくなっている(空気の出入り口が狭い)
②鼻孔狭窄
鼻の穴が小さくて狭まっているので、呼吸がしにくい。本来、犬も鼻呼吸です。人間も口呼吸よりも鼻呼吸のほうが、体にいいっていいますよね。口呼吸は花粉症になりやすいとききます。
犬も口呼吸よりも鼻で呼吸できたほうがいいのですが、鼻の入口の穴が狭いと、息がしずらいのです、、
③気管低形成 38%
気管がうまれつき、つぶれて狭くなっているので、呼吸がしにくくって咳がでやすい
④唾液分泌過多
誤嚥性肺炎おこしやすいです
⑤迷走神経感受性が高い
咳をしやすい、吐きやすい
⑥幽門狭窄
胃から十二指腸にいく出口が狭い、つまり、吐きやすい
⑦消化管疾患発生率は97.2%
⑧酸素飽和度が低い、高血圧傾向にある
⑨中耳炎になりやすい
3)治療
鼻の穴が狭かったら外鼻孔狭窄を早い段階で広げてあげる
イビキが少なくなったといいますね
気管低形成であれば、つぶれた気管にステントをいれて、治してあげる。
軟口蓋過長には、一部を切除する
いずれも全身麻酔の手術になります、、、